Mariah Carey【Love Takes Time】
挿入曲の紹介。
長編小説【答えの出口】第22章
マライア・キャリー『ラヴ・テイクス・タイム』
■長編小説【答えの出口】第22章『時田美樹子』
リヴィングに備え付けてあるストーブに火を点けると
部屋は間もなく温まっていった。
ラジカセのスイッチを入れラジオに切り替えると
「マライア・キャリー」の『ラヴ・テイクス・タイム』が流れた。
その圧倒的で心に染みるハスキーヴォイスな歌声は、
どこまでも切なく若手新人アーティストとは思えない程の才能と歌唱力を轟かせた。
彼女が歌うその歌詞を残念ながら理解する事は出来なかったが、
ただ愛する人の為に歌い伝えようとしている事だけは理解が出来た。
私はドリップした熱いコーヒーを飲みながら『英司』を思った。
彼はどうしているだろうか、、。
私はただ罪悪感の中で『英司』の未来を願い
ロックし続けて欲しいと心から思うしか出来なかった。
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1995年、
僕が生きている世界でとりまく様々な人々。
現在から過去に於いて巡る遠い記憶と現実の中で、
何処へ、何に向かって生きているのだろう。
ある日メールボックスに届いた署名のないメッセージ。
僕に巻き起こる「真実」と「絶望」の行方は、、。
この小説は、
古い格差社会やジェンダー問題によって繰り返されてきた
強大な音楽業界組織のスキャンダル隠蔽を、
恋愛とミステリーを通して暴き描いて行く超長編小説の群像劇となります。
是非お読みください。
by masamichi69
| 2021-10-18 22:45
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